奥久慈りんご
樹で熟すから、おいしさが際立つ「樹上完熟」
大子町で本格的にりんご栽培が始まったのは50年ほど前のこと。戦後間もなくりんご栽培を開始。当初およそ100軒の農家がりんご作りに挑戦しました。現在も大子町には山々のなだらかな傾斜を利用したりんご畑がたくさんあり、約50軒の農家によって大切に育てられた大子のりんごは「奥久慈りんご」と呼ばれ、その美味しさと品質の高さで人気を集めています。
寒暖差のある気候によって、美味しく実る奥久慈りんご。その美味しさの秘密は、樹の上で完熟させてから収穫する「樹上完熟」です。青森や長野のような大規模型の生産で全国に流通させるのではなく、その場でもぎ取って味わう観光型栽培に特化することで、完熟りんごだけの美味しさを実現しました。
毎年秋の収穫時期には収穫の楽しさが味わえるりんご狩りも大盛況で、例年11月にピークを迎える紅葉観光と合わせて県内外から多くの人が訪れます。市場に広く流通しない奥久慈りんご、それは産地だけで味わえる特別な美味しさです。
奥久慈のアップルパイ
大子町には、産地ならではのりんごの加工品も充実。アップルパイをはじめとしたりんごのスイーツや、ストレートジュース、ジャムなど、奥久慈りんごの魅力がたっぷり詰まったアイテムはお土産にも大人気です。なかでもアップルパイは、りんご園やレストラン、菓子店など、それぞれの個性豊かな美味しさが楽しめます。