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飛田祐造さん、漆かき一筋に六十余年。 苦労実った黄綬褒章受章を祝う

19.1.22.

 昨年秋の褒章で黄綬褒章を受章した漆かき職人、飛田祐造さん(大子町西金、83歳)の祝賀会がこのほど町内ホテルで開催され、町長ほか漆関係者など約40人がその栄誉を祝福しました。

 飛田さんは中学卒業後から農業、林業に携わり、17歳から漆かきの仕事に就いた。以来、上質な大子漆を絶やしてはいけないと植林や後進の育成にも力を入れながら、休みなく漆かきの仕事に従事。そうした苦労が報われた受章は、飛田さんが会長を務める大子漆保存会会員にとっても大きな喜びとなり、同保存会副会長の益子玉江さんら保存会会員が中心となって企画しました。地元はもちろん京都や大阪など全国の漆関係者から祝いのメッセージが寄せられ、益子さんは手作り漆器を贈呈。また、以前テレビ放映された飛田さんの活躍ぶりがDVDで紹介され、過酷な漆かきの仕事を続けてきた飛田さんに改めて大きな拍手が送られました。

 飛田さんは「日本一の大子漆を守り、増やしていくために体が続く限り頑張りたい」と抱負を語りました。

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